皆様 今日もビンビンですか?
紅茶やミルク、ホットケーキにドレッシングなど普段の食事から、風邪をひいて喉が痛い時に効く‟ハチミツ”。
年中見かける‟ハチミツ”にも旬があるって知ってました?
今日はハチミツについてお話しします。
ハチミツの旬は春なんです
ハチミツの旬は4~5月。そう、ちょうど今の時期です。
そもそもハチミツとはミツバチが集めた花の蜜を巣穴の中で加工したものなので、アカシア、リンゴ、レンゲなど、蜜の原料である花が旬のとき=ハチミツの旬というわけです。国産の“旬のハチミツ”が出回るのは、初夏から盛夏にかけてといえるでしょう。
ハチミツのいろいろなこと
ハチミツは、ミツバチたちが植物から花蜜を吸い取って、体内の酵素によってハチミツへと変化させ、巣箱の中に吐き出して蓄えたものです。
ミツバチは1つの巣の中に、1匹の女王蜂と数万匹の働き蜂、2~3千匹の雄蜂がいて、それぞれ自分の役割を担当し、立派な社会生活を営んでいます。働き蜂の寿命は約30日間と、とても短いです。
実際に、働き蜂が花蜜を集めるのは、最後の10日間だけです。それ以前は、巣の中での仕事を担当します。
ハチミツの美容効果
肌を美しくするビタミンがいっぱい!
肌の健康に必要不可欠な、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCを大量に含んでいます。
さらには細胞の老化の原因となる活性酸素を抑える働きもあるので、老化を防止し、みずみずしい身体を保つ力があります。
肌を美しくする天然保湿効果
ハチミツは吸水性が高く、保湿力にも優れており、潤い効果が抜群。
しかも、浸透性もあるので、肌につけると、みるみる肌内部に浸透して、肌内部を潤いたっぷりにしてくれます。世界三大美女の筆頭にあげられるエジプト女王のクレオパトラは、肌を美しくするためにハチミツを塗っていた、という伝説が残っています。
ダイエットに効果的
ハチミツは砂糖よりも甘みが強いにも関わらず、砂糖より低下カロリーという理想的な甘味料です。
食パンにはアカシア花はちみつ、ヨーグルトにはみかん花はちみつが合います。
健康食品としての効能
蜂蜜に含まれる栄養素
天然はちみつは、ビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン類、カルシウム、鉄をはじめ、27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールや若返り効果があるといわれているパロチンなど、150を超える成分が含まれた栄養豊かな食品です。
ハチミツに含まれるビタミンは92%が活性型です。
食べることによって、胃がんの予防になったり、胃潰瘍が治ったり、下痢や便秘が解消したり、風邪が回復することが知られています。
強力な殺菌効果
ハチミツには強力な殺菌作用があるのです。
この殺菌作用は、古くから、火傷や擦り傷、のどの炎症、湿疹、口内炎など、幅広い治療に使われてきました。うがいにもいいんです。
不眠症を解消するハチミツ入り牛乳
寝る前に、ハチミツ入りの牛乳を、ゴクゴクっと飲んでみましょう。
不眠症の時だけでなく、ストレスを感じて参っている時などにも、このハチミツ入り牛乳は効果的です。イライラ気分を鎮めるのを助けてくれます。
運動後の疲労回復に効く
ハチミツは吸収が早く、口にして約20分でエネルギーになってくれるという特徴があります。
運動後のすばやい疲労回復に、ハチミツは効果テキメンなのです。
胃への負担も少なく、高齢者や病気の方の栄養補給にも役立っています。
二日酔いの防止、解消に良い
ハチミツに含まれる果糖は、肝臓内のアルコール分解を助け、血中のアルコール濃度を下げる働きを持っています。
さらにハチミツに含まれるコリンやパントテン酸には肝臓を強化する作用があります。肝機能向上に特に有効とされているのは、レンゲ花はちみつです。
良いハチミツの見分け方
- 本物の純粋はちみつは透明度が低く、濁っています。
- 瓶を逆さにすると、本物には色々な酵素が含まれているので、キメ細かな泡が立つ傾向があります。
- 本物のはちみつは、温度を下げると結晶化して固くなる傾向があります。
- 純粋はちみつの場合、業者が「全国はちみつ公正取引協議会」の会員であるなら、公正取引マークがついています。
- 紅茶の中に入れて、黒っぽく変色したら本物だと言われています。
代表的なハチミツ
-
レンゲ花はちみつ
日本を代表するハチミツ。 パン、ヨーグルト、ホットミルク、肉料理、魚料理。そのまま食べるのがおすすめ。
-
アカシア花はちみつ
レンゲ花はちみつに続いて日本では人気が高い。パン、コーンフレーク、ミルクなど。そのまま食べてもいいです。
~変わったハチミツ~
-
マヌカ花はちみつ
マヌカはフトモモ科の低木で、ニュージーランドにしか自生していない野生植物です。
このハチミツは、口や胃の中の菌を退治し、ヨーグルトと一緒に食べると、ピロリ菌を抑えると言われています。
-
クリはちみつ
栗の花から採れる、かなりクセの強いハチミツです。
クリハチミツは、鉄分・ビタミン・カルシウムが特に多く、「漢方蜜」と呼ばれるほど滋養の高いハチミツなのです。
ハチミツの使い方
-
みかんやリンゴに付けて食べるとおいしい!
-
はちみつは肉をジューシーにする魔法の調味料なのです。
-
ハチミツを使ってお米を炊くと、ご飯がおいしくなります。
お米二合に対して小さじ1杯のハチミツ(四号号の場合は大さじ一杯)を、お米をといだ後、
浸水させるときに加えて溶かしてください。そままま30分~1時間つけ込んだ後、炊飯器で炊きます。
-
実は魚料理にハチミツを使うとこの臭いが消えるのです!
美味しく保存する方法
ハチミツの大敵は「直射日光」と「湿度」です。
しっかりと容器のフタを閉め、戸棚の中など、暗いところに保存しましょう。
最適の温度は18~24℃です。