皆様 今日もビンビンですか?
日本人なら毎日どこかで飲んでいる緑茶。今、新茶のシーズンですね!
‟緑茶” って以前から健康に良いって言われてきましたが、最近ニュースで、コーヒーや緑茶を日頃よく飲んでいる人は、そうでない人に比べて病気などで死亡するリスクが低いとする調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームが発表したんです。
それは、コーヒーに含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンが血圧を下げ、両方に含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きをよくしている可能性があるということみたいです。
ということで、今日は‟緑茶”に迫ってみたいと思います。
今が旬!新茶のシーズンです!
‟新茶” ってちょうど今頃摘み取られたお茶が新茶で、一般的に夏ごろまで販売されます。
「八十八夜」という言葉をお聞きになったことがあると思います。
この八十八夜は立春(2月3日)から数えて88日目の日の事を言います。
その年によって、若干の差があるのですが、だいたい、5月2日頃が八十八夜になります。
昔から、この日に摘み取られたお茶を飲むと一年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。
お茶は基本的に年間4回摘み取られます。
4月終わりから5月中頃まで摘み取られるお茶を「一番茶」と言い、最初に摘み取られるので「新茶」と呼ばれています。
2番茶は6月の中頃から7月の始めまで。
3番茶は7月の終わりから8月の始めまで。
4番茶は9月の終わりから10月の始めまで摘み取られます。
一番茶と二番茶の違いは?
一番茶の摘み取りが終わった後、成長開始するのが二番茶で、
一番茶を摘んだ後、おおよそ45日程度をかけて、 次の芽を摘むことが出来る様になります。
一番茶は、二番茶よりも新鮮な香りがして、 爽やかな味で品質がよいとされています。
緑茶に含まれている栄養成分
渋み成分であり、発がん抑制、血中コレステロール低下、血圧・血糖値上昇の抑制、抗菌、虫歯予防などの作用がある近年話題のカテキン。
口臭予防・血管強化に働くフラボノイド。
疲労回復・眠気ざまし作用があるカフェイン。
緑茶のうまみ成分であり、血圧降下、脳・神経機能を健やかに保つテアニン。
風邪の予防、ストレス解消、シミ・ソバカスを抑制する美容効果も持つビタミンCなどのビタミン類。
がん予防に必要なミネラル類。
血圧降下・脳卒中や動脈硬化の予防作用があるガンマ-アミノ酪酸(ギャバ)。
食物繊維、β(ベータ)カロチン等も含まれており、緑茶は生活習慣病(成人病)対策に、また日々の健康を保つ効用がある食品として大変優れている。
一番茶のカフェインは、お茶の発芽の際から葉の中に出来始めて、最初の第一葉に最も多く含まれているとされています。
カフェインの含有量は日照時間に影響されるとされ、 覆いをかぶせて栽培するお茶に多く含まれる傾向があります。
一番茶は、煎茶の味の主成分とされているテアニンが、 二番茶の3倍以上とされ、旨味の高いお茶であるとされています。
緑茶に含まれる栄養カテキンの効能
- 血圧上昇抑制作用
- 血中コレステロール調整作用
- 血糖値調節作用
- 抗酸化作用
- 老化抑制作用
- 抗癌作用
- 虫歯予防
- 口臭予防
緑茶のカテキンパワーで一番直ぐに実感できるのが、口臭予防の効果だと思います。
例えば、にんにく料理を食べる前に緑茶を飲む方が効果が高いです。
ちなみに緑茶・わさび・梅干し、この3つは口臭予防にかなり役立つものです。
カテキンの一種であるエピガロカテキンガレートと呼ばれる成分には、ビタミンCの10倍、ビタミンEの20倍もの抗酸化力があるといわれています。
食後に緑茶を飲む習慣にしてみると健康になりますよ!
しかし、多量の緑茶の摂取はカフェイン依存や緑茶に含まれるシュウ酸と呼ばれる成分が結石を作り易いと言われています。ですが、適度に飲めばジュースを飲むよりも遥かに緑茶の方が健康的と言えると思います。
新茶の美味しい入れ方とは?
新茶の醍醐味はさわやかな香りと旨み、コクです。
お湯は大体80度から60度くらいに冷まします。
品質の良い高級なお茶ほど、温度は低めのほうがお茶の旨みを引き出すことが出来るように感じます。
お湯を急須に注いだら、深蒸し茶の場合は30秒から1分ほど蒸らします。
普通煎茶の場合の蒸らし時間は1分~2分程度です。
蒸らしたら、湯飲み茶わんに少しずつ注ぎます。
少しづつ順番に注いでいったら、今度は最後に注いだ湯飲み茶わんから注いでいきます。
そして、最後の一滴まで注ぎ切ります。
苦みがあったほうが好き!という方は熱めのお湯で入れるのがおすすめです。
‟飲む”だけではなく‟食べる”緑茶
お茶を飲むことはとても身体にいいのはすでにお分かりだと思いますが、実は「飲む」だけでは摂取できない栄養があります。
お茶の葉に含まれる栄養には水溶性と脂溶性(水にとけずに油に残る)の部分があり、後者はお湯をそそいでいくらお茶を飲んでも茶がらに栄養が残ったままなのだ。お茶に含まれる栄養素は?
水溶性・・・カテキン、ビタミンC、カフェイン、アミノ酸、糖質
脂溶性・・・ビタミンE、ベータカロチン、食物繊維、ミネラル、葉緑素など
1日どのくらい食べるの?
お茶を湯のみに1杯飲む時には、約1~1.5gの茶葉を使う。これを1日6杯飲むとして茶葉では6~9g。
そして食べる時は、約3gではお茶に含まれる栄養を無駄なく摂取できます。
お茶の「食べ方」レシピ
①食べるなら、荒挽きにすると良い・・・1~2ミリの荒挽きが一番口当たりが良いようです。
②アツアツご飯にふりかける・・・レシピはこちら
③薬味として・・・ヤキソバに青ノリのかわりにふりかけて薬味として使用する。てんぷらの衣にまぜてもいいです。
④お菓子にまぜて・・・クッキーやケーキの生地に混ぜる。全体に緑色がついて見た目にもきれいなお菓子ができます。
捨てるのちょっと待った!茶がらを活用しないと損!
緑茶風呂・・・ガーゼなどでつくった袋に茶葉や茶がらなどをいれて湯船に入れる。乾燥茶がらでも可。美肌効果や水虫、あせも、湿疹などの皮膚病を改善する効果がある。
洗顔・・・肌を白くするビタミンCが豊富なので、ニキビや日焼けした肌にお勧め。石鹸で洗顔した後よくすすいだら、水を張った洗面器に茶がらをいれ、両手で茶がらと水をすくって顔にあてる。出がらしといっても1煎めをだしたあとぐらいのもののほうが効果あり。
キッチン用品の殺菌・・・まな板、包丁などを緑茶の茶汁で洗うと臭いが取れる。また、殺菌効果もあるので、効果的。
冷蔵庫の脱臭・・・カラカラに乾かした茶がらを小鉢などに入れてそのまま冷蔵庫に置く。あまり長く置くと臭い移りがするので注意すること。