梅雨に入りましたねぇ。
だんだん体がだるくなったりしていませんか?
本格的な夏を前にして夏バテに効いて、体の疲れを回復する食べ物って何か?
まず、思い浮かぶのが「豚肉」は有名な食材ですね。
しかし、豚肉にも負けず劣らずに疲労回復に効く食材として「鶏の胸肉」も結構スゴイ食材なんです。
しかも、鶏の胸肉を使ってある料理にするとかなり疲労回復にはもってこいなんです。
それは、「ミネストローネ」なんです。
今回は、鶏の胸肉のすごさと、しかも、入れる具材をちょっと工夫するだけで、驚きの効果を発揮するミネストローネについて迫ってみたいと思います。
疲労回復には、鶏の胸肉が一番!
鶏の胸肉が疲労に効くと聞いて驚く方もいらっしゃるかもしれません。
鶏の胸肉といえば、低カロリー、高たんぱく質の食材で有名ですね。アスリートの方やダイエットをする方にもおすすめの食材です。
実は、鶏の胸肉がなぜ疲労に効くかというと、寒い時期に飛ぶ「渡り鳥」の行動を見た結果がきっかけとなったそうです。
渡り鳥ってどのくらいの距離を飛ぶと思いますか?
なんと1万キロを超えるそうです。それも休まずに・・・
なぜそんなに飛び続けることができるかというと、 健康予防医療産業振興プロジェクトのメンバーが研究した結果、渡り鳥の胸肉の中にある「イミダペプチド」という成分が、1万キロという距離を飛ぶことができる理由だそうです。
渡り鳥のほかにも、常に泳ぎ続けるマグロの尾びれなどにも含まれているんです。
そこで、 鶏の胸肉は疲労回復に効果のある食材として注目されるようになりました。
もう少し詳しい内容見てみると、こんな記事がありました。
イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)は鶏胸肉やささみに多く含まれるアミノ酸の一種です。
鶏だけでなく動物の骨格筋に含まれており、私達ヒトの筋肉や脳にも存在しています。そして疲労の原因となる活性酸素を除去し細胞の酸化を防ぐことで、疲労をやわらげる作用を持っています。
最近になってその名をよく目にするようになったのですが、実は1900年にはすでに発見されていた成分です。渡り鳥が不眠不休で長距離移動できることから研究が始まり、渡り鳥の筋肉にイミダペプチドの含まれていることが分かりました。
日本では文部科学省研究班と産官学連携抗疲労プロジェクトによって、ヒトの体において鶏肉のイミダペプチドに抗疲労効果のあることが実証されました。イミダペプチドは、科学的根拠のあるお墨付きの抗疲労成分でもあるのです。 大阪市立大学の研究チームでは、ヒトの体でイミダペプチドを摂取した場合と摂取していない場合とで肉体疲労時の疲労感を比較する実験を行いました。
イミダペプチドは1日に200~400mgを3週間以上継続して摂取することで抗疲労効果が得られるようになります。 食材の中で最もイミダペプチドが豊富な鶏胸肉で100g中にイミダペプチドが200mg含まれています。ですから毎日100gの鶏胸肉を食べるのがおすすめです。
健康+生活 の記事より引用
効果的な食べ方は?
では、この鶏の胸肉を食べるとき効果的な食べ方はあるのか見てみると、
ズバリ、30分くらい煮込んでスープにして食べると一番いいみたいです。
それは、イミダペプチドが熱に強く効果が薄れないためなんです。
家で作る時には、シチューやカレー、ポトフなんかいいですね。
さらに、クエン酸を含む食品(梅干し・レモン・トマトなど)と合わせると疲労回復効果がアップするんです。
ちなみに、クエン酸には食べ物を効率よくエネルギーに変えてくれる効果があるんです。
また、ビタミンUを含んだキャベツと一緒に食べると胃腸の調子を整えてくれますよ。
ということは、鶏の胸肉を使ったミネストローネを食べれば一発で疲労回復するのでは?
こうしてみてみると、
・煮込んでスープにする
・クエン酸を含んだものと一緒に食べる
となると、トマトのスープに鶏の胸肉を一緒に煮込めばいいわけですね。
あっ! ということは、ミネストローネにすればいいんじゃない?
あと、キャベツや大豆なんかを一緒に入れれば凄いことになるんじゃないですかぁ。
胃腸を丈夫にしたり、消化を助けてくれたりするんですよ。
この効果抜群のミネストローネのレシピはこちら
鶏肉が苦手の人はどうすれば?
残念ながら、鶏肉と比べるとイミダペプチドの量が少なくなってしまいますが、
- 豚もも肉
- カツオ
- マグロ
にもたくさん含まれています。
他にはどんな効果が?
鶏の胸肉って疲労回復やダイエットに効果があるわけではありません。
どんな効果があるのかみてみると、
老化防止
イミダペプチドの抗酸化作用により、活性酸素で細胞が傷つけられ劣化するのを抑えてくれるんです。
骨粗鬆症の予防
鶏の胸肉に含まれているビタミンKに血や骨を作ってくれる成分があるんです。ビタミンKは、治療薬にも使われているほどです。
運動機能の向上
渡り鳥が1万キロも飛び続けることができるように、人間もイミダペプチドを日頃から摂取しておくと、長時間にわたって運動機能を高めることができます。
これはスゴイ!認知症予防にも!?
これはすごいことかもしれません。
認知症(アルツハイマー病)は、脳の使われすぎが原因であるという見方もあるんです。
また最近の研究では、鶏肉やビタミンB群が、脳の老化や認知症の予防に役立つことが分かってきたんです。
詳しい内容はこちら
意外!鶏肉と納豆で薄毛効果?
ぼくも結構気にしていますが、男性の悩みである「薄毛」。そんな時には、手軽に試せる料理がありました。
それは、鶏肉の納豆を和えたものです。
栄養的に見てみると、鶏の胸肉に含まれるメチオニンが不足すると薄毛や抜け毛の原因になるといわれています。髪の生成を助けるといわれているビタミンB6、B2を含む納豆を一緒に摂取すると抜け毛予防+育毛の効果が期待できます。
レシピはこちら
いかがでしたでしょうか?
今回は、鶏の胸肉について紹介してきましたが、鶏の胸肉を食べるときに気を付けていただきたい点を1つ。
皮つきで食べると、皮なしで食べる時と違ってカロリーが約2倍になるそうです。
太り気味の方は気を付けた方がいいですね。
しかし、低カロリー、高タンパク質の鶏の胸肉はいうことなしの食べ物ですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。