いよいよ夏本番ですね。
ちょっと質問します。ダイエットがなかなかうまくいかなくて困っている方いませんか?
最近の研究で「らっきょう」がダイエットの手助けになるということがわかってきたんです。
それは、胆のうから出る胆汁が脂肪を燃焼する働きがあるみたいなんです。
その胆汁の働きを「らっきょう」が手助けしているということなんです。
しかも、この「らっきょう」は、なんと今が旬の野菜だったとは・・・・(*_*)
今回は、らっきょうについて紹介したいと思います。
そもそも人はなぜ太るのか?
「太る」ということはどういうことかというと、体に脂肪がついて体重が増えるということですね。
「なぜ太るのか?」って考えたとき、
・遺伝的なもの
・運動不足
・食事で油や糖分が多い食べ物を食べている
・ストレス(ダイエットストレスも含む)
・食べないことで脳の危機感が起きる
などいろいろ挙げられますが、結局、摂取カロリーが消費カロリーより多いから太るということが一番の原因だということです。
太る元である「脂肪」がつくということは、糖質や炭水化物を摂りすぎなので、体に無駄な脂肪がついてしまったら、取り除かなければいけませんね。
では、脂肪を取り除くにはどうしたらよいのか・・・・
新発見!胆汁が脂肪燃焼に大活躍!
最近のある研究で胆汁が脂肪燃焼を高めるということが発表されたそうです。
そもそも胆汁は体の中でどんな役割を果たしているかというと・・・
肝臓で作られる消化酵素を含まない消化液で、食後に体内を巡り油を吸収しやすくする働きがあり、また脂肪を燃焼させる手助けをしているんです。
ということは、胆汁を増やすことが脂肪を燃焼してくれることにつながるのか?
肝臓では、1日にだいたい600~800mlの胆汁が作られているといわれています。
しかし、胆汁の量は増やすことはできないんです。
では、どうしたらいいのか? というと・・・
古い胆汁を捨てて、新しい胆汁を作るしかないんです。新しい胆汁の方が脂肪燃焼効果が大きいからです。
古い胆汁は、排便で捨てられるんです。1度の排便で体の中の胆汁の5%が排出されて、その分新しい胆汁が作られるんです。
ということは、便秘している場合ではありません。どんどん排便しなければいけませんね。
新しい胆汁でどんどん脂肪を燃焼させるとダイエットになりますよね。
では、排便を促す食べ物として皆さんまず思い浮かぶのは、食物繊維が多い食べ物を食べることですね。
水溶性食物繊維を多く含む食べ物が必要なわけです。
それがなんと・・・「らっきょう」なのです。
らっきょうの栄養成分とその効果は?
独特な匂いのアリシン
らっきょうは、「辣韮」って漢字では書きますが、特有な匂いがありますね。
その原因は、硫化アリルの一種の「アリシン」という栄養素です。ニンニクやねぎなどにも含まれています。
このアリシンは、ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があるんです。
また、血行促進により、冷え性や動脈効果、血栓の予防にも効果があるんです。
食物繊維がトップクラス
野菜の中で食物繊維と聞けば、まずゴボウといわれる方が多いと思いますが、意外や意外!
らっきょうは水溶性食物繊維では断トツのトップなんです。
可食部100g当たりの比較ですが・・・
らっきょう 18.6
ごぼう 2.3
だいこん 0.5
キャベツ 0.4
(文部科学省:食品データベースより)
この水溶性食物繊維って水分保持力が強く、水に溶けるとドロドロのゲル状に変化します。
このドロドロ感が、ダイエットに効果を発揮するんです。
また、炭水化物(糖質)の消化・吸収を緩やかにして、血糖値の急上昇を防ぐ効果や、コレステロールなどの余分な脂質を吸着し排出するなど、体への吸収を抑制する作用があります。
食べ方は生で!
らっきょうは水溶性食物繊維が多いのは説明しましたが、水溶性食物繊維は水に溶けやすいので、酢などに漬けずに生で食べるのがオススメなんです。
もし生のらっきょうが手に入ったら、試してみてください。とても美味しいです!
簡単で美味しいレシピはコチラ!
脂肪燃焼に必要なもう1つ大事な成分‟クルクミン”
らっきょうが古い胆汁を排出してくれる役割をしているのを紹介しましたが、では新しい胆汁を作ってくれる食べ物はないのか?
胆汁の分泌を活発にして肝機能をアップさせるクルクミノイド
日本では二日酔いやアルコール性肝障害の改善にウコンがよく飲まれています。アルコール飲酒によって肝機能に及ぼす影響で、最も大きい問題がアセトアルデヒドという毒素です。クルクミノイドは体内の酵素と一緒に肝機能を高め、肝内でグルタチオンという酵素を高め、アセトアルデヒドという毒素の解毒を速やかにしてくれています。
このようにクルクミノイドの摂取で、アルコールの分解、解毒を早めることに効果があることはすでによく知られたことですが、アメリカでの実証実験で、クルクミノイドを摂取すると胆汁の分泌量を大幅に増やすことができるという事実は、日本においてあまり知られていないようです。
胆汁は中性脂肪を材料として使用するため、多く作られればその分、肝臓内の脂肪を減らすことができ、肝臓の機能もより活発化させることができます。そして胆汁の分泌がスムーズであれば、小腸からの栄養素の吸収はもちろん、栄養素の代謝や有害物質の分解、解毒、エネルギー源の貯蔵等さまざまな働きがスムーズに行うことができます。
その結果、各組織が必要としている栄養分を含んだ血液を身体の隅々まで配り、免疫力を高め、病気になりにくい健康な身体づくりにとても効果的です。
TOKAI AGRIGARDEN,INC の記事を引用
このクルクミノイドは、クルクミン、ジメトキシクルクミン、ビスジメトキシクルクミンなどで形成されるポリフェノールの一種の色素成分なんです。
では、クルクミンを多く含む食品はというと・・・
○ウコン(特に秋ウコン)
○カレー
○たくあん
どうでしょう!
カレーライスの付け合わせにらっきょうは理に適っているのです。
らっきょうを1日に何粒食べるのがいい?
生活習慣病に効果的で現代人にぴったりの素晴らしい食べ物ですが、やっぱり食べ過ぎは禁物です。
らっきょうに含まれているアリシンは殺菌効果が強く、胃がんの原因と言われるピロリ菌をも死滅させる効果があるのですが、強すぎる効果ゆえに中には胃を荒らしてしまう方もいらっしゃいます。
症状がひどいときは、のどや食道、腸などの消化器官に影響が出てきます。
なので、らっきょうは1日4~5粒ほどで留めておくことをおすすめします。
また、整腸作用もあるため、おならが出やすくなります。
改めていいます。らっきょうは生で食べるのがおススメです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、らっきょうについて紹介しましたが、胆汁ってワードも出てきて体の仕組みにも少し触れましたが、ダイエットの効果以外でもいろいろ新しい発見がありました。
カレーの付け合わせにはらっきょうで決まりですね。
あと、生のらっきょうが手に入ったら、ぜひレシピを参考に作ってみてください。
本当に美味しいですから・・・・・
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。